最近はなぜ、太陽光発電を設置したのですか?

最近は「なぜ、太陽光発電を設置したのですか?」。と聞いてみると「電気代が節約できるから」といった答えが返ってくるようになりました。

東北大震災が起きる前までは、「環境に優しい」とか「ライフラインの電気が止まった時に電気が使える」などという答えが多く聞かれました。

停電の時に使えるという答えが多い割には、震災の影響で停電した時、「自立発電」の機能を使った人は少なかったようです。あわててメーカーの取扱説明を読んだ人も多かったようです。

液晶テレビや携帯電話などが世の中に普及してゆくにはステップがあります。新しい商品が出ると先ず、好奇心の強い人が高くても購入します。高くても買う人ですから購買動機は経済性ではなく、太陽光発電では「CO2を削減して環境に優しい」などが購入の理由になります。

世の中には、このようなタイプの人が3%程度おられるそうです。そのあとに、世間の人に先駆けて「買えばメリットがある」と考えて購入する人が続き、先駆者の成功事例を見て、我も我もと購入する人が増えていきます。これを太陽光発電に当てはめますと、物珍しさや大義をつけて購入する段階から、「メリットがあるから買う」という段階に入っています。

東北大震災による福島原発事故以来、各地にある原発が点検後、住民との再稼働合意が得られず停止して電力不足に陥り、政府は電力不足を補うため「再生可能エネルギー」による発電普及に力を入れて支援策を実行し、国民は太陽光発電を設置すれば、「得」すると考えて導入を進めてゆきます。